Wegener肉芽腫症
原因不明の上気道の壊死性・肉芽腫性病変です。鼻腔、肺や頭蓋内、眼窩内の肉芽腫、皮膚・口腔粘膜での壊死性血管炎や糸球体腎炎などを生じます。 時に口腔潰瘍や壊死・歯肉の急性炎症を生じます。
検査上C-ANCA か陽性であれば90%以上の確率で診断が確定します。鼻副鼻腔の観察を行い、血液検査・画像検査や腎機能検査を併せて行います。
小児では多く認めませんが、放置すると予後が不良であるために、治療として状態に応じたステロイドやシクロホスファミド等の全身投与を行います。
おくちのけんさ方法
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目で見てかくにん
おくちの各部位の粘膜の状態を確認します。頬の内側や、舌の表面の性状、舌の裏側、歯肉、口蓋等に異常がないか、発赤や潰瘍、腫瘍等が出来ていないか、、確認致します。 -
触ってかくにん
口腔粘膜の状態、発赤腫脹や白苔の付着、腫脹の緊満度や出血しやすいのか、触ると膿が出てくるのか等を確認致します。 -
細胞や組織の状況をかくにん
口腔粘膜表面の粘液や腫れている部分の組織を取って、どのような細菌に感染しているのか、またはどのような状態の変化が認められるのかを確認します。 -
刺激してかくにん
唾液の分泌が正常範囲内なのか、味覚を正確に感じることが出来るのか等を確認します。 -
その他のかくにん方法
必要に応じてCTやMRIといった画像検査を行うことがあります。また、アレルギー性疾患が疑われる場合には採血して原因物質について確認を行います。ウィルス感染が疑われる場合にも採血して血清中の抗体価を確認することがあります。