機能的構音障害

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機能的構音障害

 形態異常や麻痺などの器質的異常を伴わず、構音自体の遅れや誤った習慣により生じる構音障害で、ほとんどが小児期に発症します。

 分類として構音発達の遅れを認める場合と構音学習に問題を認める場合があります。正常の場合でも構音発達は特にサ行において遅れる場合があり、いわゆる未熟構音を認めます。構音学習に問題がある場合は、構音点や構音様式に異常を生じ、音の遅滞や脱落、正常では認められない構音を示します。舌の片側に構音動作が偏る側音化構音や前舌音の構音点が交代する口蓋化構音、構音点が鼻咽腔にある鼻咽腔構音、口腔内で構音すべき音が声門閉鎖によって代償される声門破裂音、舌尖を歯列の間から出して発音する歯間構音などがあります。

 治療については、構音状態を理解し、異常構音がある語句に限定されていたり、発達途中と考えられる場合には、経過観察を行います。4歳以上となり、症状が固定する可能性がある場合には構音訓練行います。構音訓練には聴覚的訓練と言う正しい音の聞き分けを認識させる訓練と正しい音を出す練習をする構音訓練からなります。単音の構音から始め、単音節、単語、文章、対話へと段階的に音を固定させます。



 聴力障害により生じた構音障害も機能性構音障害の一部と考えられ、高度の両側性難聴があると、母音子音ともに置換・省略・歪みを生じて特にサ行が障害されます。その他にも発話速度の低下やリズムの乱れ、抑揚の単調化や、声の強さや高さの異常を認めることがあり、コミニュケーション障害から学習障害を生じることがあるため、精神発達上も問題となります。聴覚障害を認める場合には、聴力検査にて確認し、必要に応じた補聴器の使用や読唇訓練を行います。

ことばのけんさ方法

  1. おみみ・おはなのかくにん
     おみみおはなに問題がないかを確認致します。

  2. おのどのかくにん
     おくちおのどこうとうに問題がないかを確認致します。

  3. きこえのかくにん
     きこえに問題がないかを確認致します。

  4. はついくをかくにん
     発語面、言語理解面、社会性面、運動面等について各種の発達スケールを使用して発育の確認を行い、年齢相応かどうか比較します。

  5. 音声機能をかくにん
     発声して頂いて、声の高さ・強さ・音色について確認致します。声がれ(嗄声)を認める場合、大まかな嗄声の状態、ガラガラ度合い、息漏れの程度、力のなさや、努力の程度などを確認致します。また、発声の持続時間がどの程度かを確認したり、声帯をストロボ撮影して、声帯振動の規則性や振幅、固定の有無、声帯の粘膜波動の状態や声門の閉鎖状況について確認することがあります。

  6. 言語機能をかくにん
     課題検査を行い音読、模倣、書字、自由発語が可能かを確認して、音の性質を確認致します。音程・つよさ・リズム・流暢性といった韻律や、単音・単語・会話の構音状態についても確認致します。
     障害音を認める場合には母音か子音か、開鼻声等の共鳴障害の有無や、語音省略・置換・ゆがみについて確認し、ことばの速度と感覚的理解力について確認を行います。

  7. その他のかくにん方法
     神経学的諸検査や、発達心理学的検査、内分泌機能検査や環境因子の検査が必要に応じて行われます。また、X線、CT、MRI等の画像検査や、アレルギー検査、ウィルス感染についての確認を行うことがあります。

(このHPは小田原市JR鴨宮駅、ダイナシティウエスト北側駐車場に面したゆげ耳鼻咽喉科の”子供の病気と耳鼻咽喉科”についてのサテライトHPです。)

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