炎症性頸部腫瘤

炎症性頸部腫瘤急性化膿性リンパ節炎感染性発疹性疾患川崎病猫ひっかき病壊死性リンパ節炎
くびの良性腫瘍くびの悪性腫瘍悪性リンパ腫横紋筋肉腫側頸嚢胞正中頸嚢胞梨状窩瘻


炎症性頸部腫瘤

 小児の頸部に発生する腫瘤の多くは、炎症性腫瘤ですが、腫瘍の可能性を考慮に入れつつ、精査を行います。



 小児では、顎下部や後頸部にリンパ節が触知されることがありますが、多くの場合は病的なものではありません。

 中耳炎の存在や反復性上気道炎を生じるアデノイドや扁桃の炎症、齲歯について確認して、腫瘍性病変が疑われる場合はファイバースコープを使用して確認をします。発熱や発疹、他部位のリンパ節腫脹の有無についても確認し、炎症反応やウイルス抗体価の血液検査や超音波断層検査等の画像診断を行います。 CT MRI も必要に応じ行います。

 頻度の高い炎症性疾患として別のページの様に、化膿性リンパ節炎と感染性発疹性疾患や川崎病、猫ひっかき病などがあります。

おくびのけんさ方法

  1. 目で見てかくにん
     外見から腫脹がどの部分にあるのか、両側か片側か、皮膚の発赤腫脹はあるのか等を確認致します。

  2. 触ってかくにん
     腫脹の程度はどのくらいか、硬いかどうか、周囲との癒着はあるのか、表面の性状は、皮膚の状態はどのようなものか等を確認致します。

  3. くだを入れてかくにん
     お鼻から管を入れて、お鼻から食道にかけて明らかな問題が無いかを確認致します。

  4. 超音波でかくにん
      超音波の検査機械を使用して腫脹の性状を確認致します。病変と他の組織の境界面や病変内部の信号、病変を通過した後の信号の状況や石灰化の有無などを確認致します。

  5. 画像でかくにん
     CTやMRIといった、首を輪切りにして内部の変化を確認する機械を使用して問題が無いかどうかを調べます。途中で造影剤といって、血管や血流のよい部分がよく区別出来るようにする注射をして確認する事もあります。

  6. 細胞や組織の状況をかくにん
     必要に応じて針を刺して細胞を取ったり、おくびのリンパ節自体を摘出して、顕微鏡下に細胞の状態を確認いたします。また、粘液等を採取してどのような細菌に感染しているのか、またはどのような状態の変化が認められるのかを確認します。

  7. その他のかくにん方法
     アレルギー性疾患の関与が疑われる場合には採血して原因物質について確認を行います。ウィルス感染やその他の感染症等が疑われる場合にも採血して確認をすることがあります。

(このHPは小田原市JR鴨宮駅、ダイナシティウエスト北側駐車場に面したゆげ耳鼻咽喉科の”子供の病気と耳鼻咽喉科”についてのサテライトHPです。)