以下がこどもの発達の目安です。ご参考にされて下さい。
発達スケールによっても異なりますが、大きく分けて、発語面、言語理解面、社会性面、運動面で発育の確認を行って比較します。
以下に、基準となる大体の目安を列挙致しますので、必要に応じて御確認下さい。
発語面では、、
4ヶ月分で声を出して笑うことができるようになります。
5ヶ月で人に向かって声を出すようになります。
10ヶ月程度で盛んにおしゃべりをするようになります。
1歳で言葉を1、2語真似ることができるようになります。
2歳で2語文を話せるようになります。
2歳半で自分の名前を話し始めます。
3歳程度で同年齢の子供と会話が可能となります。
言語理解面では、、
5ヶ月ぐらいで母親の声を聞き分けることが可能となります。
10ヶ月程度でバイバイやサヨナラに反応を始めます。
1歳3ヶ月で簡単な命令を実行することができるようになります。
2歳半で大きい小さいや長い短いがわかるようになります。
3歳半で三つまでの数がわかるようになります。
社会性面では、、
半年でコップから水を飲んだり鏡の自分の顔に反応するようになります。
1歳でスプーンを使い食べようとするようになり、親の後追いをします。
2歳で排尿時に訴えがあるようになり、親から離れて遊べるようになります。
3歳で顔を1人で洗い、行動の許可を求めます。
運動面では、、
半年で寝返りをし、手を出して物を掴むようになります。
1歳で2、3歩、歩きます
2歳でボールを蹴り、積み木を横に並べます。
3歳で片足で2、3秒立って、ハサミを使って紙を切るようになります。
ことばのけんさ方法
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おみみ・おはなのかくにん
おみみ・おはなに問題がないかを確認致します。 -
おのどのかくにん
おくち、おのど、こうとうに問題がないかを確認致します。 -
きこえのかくにん
きこえに問題がないかを確認致します。 -
はついくをかくにん
発語面、言語理解面、社会性面、運動面等について各種の発達スケールを使用して発育の確認を行い、年齢相応かどうか比較します。 -
音声機能をかくにん
発声して頂いて、声の高さ・強さ・音色について確認致します。声がれ(嗄声)を認める場合、大まかな嗄声の状態、ガラガラ度合い、息漏れの程度、力のなさや、努力の程度などを確認致します。また、発声の持続時間がどの程度かを確認したり、声帯をストロボ撮影して、声帯振動の規則性や振幅、固定の有無、声帯の粘膜波動の状態や声門の閉鎖状況について確認することがあります。 -
言語機能をかくにん
課題検査を行い音読、模倣、書字、自由発語が可能かを確認して、音の性質を確認致します。音程・つよさ・リズム・流暢性といった韻律や、単音・単語・会話の構音状態についても確認致します。
障害音を認める場合には母音か子音か、開鼻声等の共鳴障害の有無や、語音省略・置換・ゆがみについて確認し、ことばの速度と感覚的理解力について確認を行います。 -
その他のかくにん方法
神経学的諸検査や、発達心理学的検査、内分泌機能検査や環境因子の検査が必要に応じて行われます。また、X線、CT、MRI等の画像検査や、アレルギー検査、ウィルス感染についての確認を行うことがあります。