耳垢栓塞

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耳垢栓塞

 耳垢には元々の体質として乾いた耳垢と軟らかい耳垢(いわゆるベタ耳、ネコ耳)がありますが、この“みみあか“ が多量に外耳道に詰まっているものを耳垢栓塞といいます。

 耳そうじや入浴後に突然耳閉感を生じたた場合などはこの耳垢栓塞が疑われます。 多くの場合では耳垢は自然に耳の外に押し出されて問題とはならないのですが、お掃除をするつもりで耳かきや綿棒で少しずつ奥に押し込んでしまう事があり、少量の耳垢が溜まって、最後に外耳道を閉塞させてしまっているのです。

 ”みみあか”がつまると耳の違和感やつまり感、聴力低下といった症状を生じます。

 特にお子さんの場合は自分で掃除して取り除くことができず、また掃除しようとしても嫌がって暴れたりして対応に苦慮することが多いかと思います。


 
 中耳炎の有無を確認しようにも何も見えないので取ってもらってくださいと耳鼻科に紹介されて受診される方も多く、また、プール前の学校検診にて指導され受診となられる場合も多いです。

 みみあかが少し溜まっていても鼓膜がよく見える様であれば全く問題ありませんが、ある程度詰まっている場合には、耳の病気の有無を判断できなくなったり、聞こえに影響が出てくるために除去する必要があります。

 ご自身または保護者の方々で取り除くことが難しい場合は、お気軽に受診して頂き、細い掃除機のような吸引機で吸い取った り、先の開く鉗子やピンセットのようなものでつまみ出してお取りしています。

 長い間綿棒にて押し込まれた後で硬くなったものに対しては、みみあかをふやかすお薬(耳垢水)を数日点耳して頂いて摘出する場合もあります。

 また、耳垢が溜まりやすい方の場合には約3~5ヶ月毎のお掃除が勧められます。


おみみの検査の方法

  1. 目で見てかくにん

     鼓膜を直接観察致します。鼓膜の色はどうでしょう、腫脹はないか、混濁や発赤、充血はないか、またはお水が溜まっていたり、あぶくが透けて見えていたり、肉芽(かさぶたをはいだ時のモコモコした組織)が無いか、陥凹していたり、内側の壁に癒着していないか、穿孔(穴)がないか、、等鼓膜の状況を確認するのです。。
  2. 大きくしてかくにん

     鼓膜の状態や、鼓膜の内側のお部屋の状態を顕微鏡でみて確認します。また、針状鏡といって、針ほどの細さの特殊な内視鏡を使用して確認することがあります。
  3. こまくの動きをかくにん

     お耳の穴に栓をした状態をとした上で、機械で鼓膜に気圧を加えたり、引いたりして鼓膜の動き具合を調べます。正常では鼓膜の内側も外側も空気ですので、同じ圧力の状態となっております。鼓膜はその名の通り”膜”ですので、押したり、引いたりすると鼓膜が良く動きます。しかしながら、鼓膜の内側のお部屋の中に水が溜まっていたり、鼻のすすりすぎから、鼓膜の内側のお部屋が陰圧になっていると、鼓膜の動き方が変わってきます。この、鼓膜の動き方をグラフにして表して確認いたします。 (鼓膜の内側のお部屋のの圧力を調整してくれる耳と鼻の間にあるの管の機能が悪くなると鼓膜の動きが悪くなり始めます。)
  4. 聞こえ方のかくにん

     通常我々は音がした場合には、密度波となった振動音を鼓膜が受け取り、その振動を鼓膜の内側のお部屋にある小さな3つの骨が、内耳というセンサー部分まで増幅しつつ伝えて、この機械振動が内耳にて電気信号として変換されて脳へ送送られて、最終的に音として知覚されます。この経路のいずれかに問題が生じると聞こえの能力が下がります。聞こえを確認するためには、自覚的な検査と他覚的な検査があります。乳児であれば、生下時に新生児スクリーニングを受けることが多いと思いますが、OAEという検査を行ったり、ABRやASSRといった刺激に対しての脳波を測定加算して、反応の有無を検知する事によって聴力を調べることが可能です。幼児となると、おもちゃを利用して聞こえの検査を行ったり、5歳以上となると成人と同じ聴力検査が可能となります

(このHPは小田原市JR鴨宮駅、ダイナシティウエスト北側駐車場に面したゆげ耳鼻咽喉科の”子供の病気と耳鼻咽喉科”についてのサテライトHPです。)