ヘルパンギーナ

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ヘルパンギーナ

 コクサッキーウイルスでA群2,4,5,6,10型、B群3,6,17型、又はエコーウイルス3,6,17型等等による口内炎です。

 
1歳~4歳児に多く認められ、45日の潜伏期の後に風邪症状で発症します。軟口蓋にほぼ左右対称に融合しない円形の米粒大のアフタが多発します。粘膜全体の発赤がありますが、口腔前方に病変を認めず、ウイルス性心筋炎を併発することがあります。





 検査としてぬぐい液からのウイルスの分離を行うことがありますが、上記の様な特徴的な口腔咽頭所見から診断します。


 
 口腔内病変についてはその他風疹、川崎病、猩紅熱などでイチゴ状舌や粘膜炎を生じ、薬剤性アレルギーにてアフタ等を認めることもあり、梅毒や結核による口内炎も稀に認めます。

おくちのけんさ方法

  1. 目で見てかくにん
     おくちの各部位の粘膜の状態を確認します。頬の内側や、舌の表面の性状、舌の裏側、歯肉、口蓋等に異常がないか、発赤や潰瘍、腫瘍等が出来ていないか、、確認致します。

  2. 触ってかくにん
     
    口腔粘膜の状態、発赤腫脹や白苔の付着、腫脹の緊満度や出血しやすいのか、触ると膿が出てくるのか等を確認致します。

  3. 細胞や組織の状況をかくにん
     口腔粘膜表面の粘液や腫れている部分の組織を取って、どのような細菌に感染しているのか、またはどのような状態の変化が認められるのかを確認します。

  4. 刺激してかくにん
     唾液の分泌が正常範囲内なのか、味覚を正確に感じることが出来るのか等を確認します。

  5. その他のかくにん方法
     必要に応じてCTやMRIといった画像検査を行うことがあります。また、アレルギー性疾患が疑われる場合には採血して原因物質について確認を行います。ウィルス感染が疑われる場合にも採血して血清中の抗体価を確認することがあります。

(このHPは小田原市JR鴨宮駅、ダイナシティウエスト北側駐車場に面したゆげ耳鼻咽喉科の”子供の病気と耳鼻咽喉科”についてのサテライトHPです。)

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