正中頸嚢胞

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正中頸嚢胞

 嚢胞性頸部腫瘤として主なものに側頸嚢胞と、正中頸嚢胞に分けられます。

 正中頚嚢胞は胎生期の甲上舌管の遺残物から発生するとされています。

 通常は胎生1ヶ月で消失する甲状腺原基が舌根部から頸部まで下降する際に形成された管が残存し発生します。比較的頻度が高いです。

 検査として上頸部正中の嚢胞上腫瘤について側頚嚢胞と同様に注意深く触診して解剖学的位置の把握を行い、周囲組織との癒着等も確認をします。次いで性状や大きさ・舌根との位置関係を超音波エコーやCT・MRIにて把握して、異所性甲状腺の有無についても念のため確認します。

 治療は外科的手術によります。嚢胞を周囲から剥離して舌骨へ追い、舌骨中央部を合わせて切除・摘出することによって遺残を防ぐことができます。

おくびのけんさ方法

  1. 目で見てかくにん
     外見から腫脹がどの部分にあるのか、両側か片側か、皮膚の発赤腫脹はあるのか等を確認致します。

  2. 触ってかくにん
     腫脹の程度はどのくらいか、硬いかどうか、周囲との癒着はあるのか、表面の性状は、皮膚の状態はどのようなものか等を確認致します。

  3. くだを入れてかくにん
     お鼻から管を入れて、お鼻から食道にかけて明らかな問題が無いかを確認致します。

  4. 超音波でかくにん
      超音波の検査機械を使用して腫脹の性状を確認致します。病変と他の組織の境界面や病変内部の信号、病変を通過した後の信号の状況や石灰化の有無などを確認致します。

  5. 画像でかくにん
     CTやMRIといった、首を輪切りにして内部の変化を確認する機械を使用して問題が無いかどうかを調べます。途中で造影剤といって、血管や血流のよい部分がよく区別出来るようにする注射をして確認する事もあります。

  6. 細胞や組織の状況をかくにん
     必要に応じて針を刺して細胞を取ったり、おくびのリンパ節自体を摘出して、顕微鏡下に細胞の状態を確認いたします。また、粘液等を採取してどのような細菌に感染しているのか、またはどのような状態の変化が認められるのかを確認します。

  7. その他のかくにん方法
     アレルギー性疾患の関与が疑われる場合には採血して原因物質について確認を行います。ウィルス感染やその他の感染症等が疑われる場合にも採血して確認をすることがあります。

(このHPは小田原市JR鴨宮駅、ダイナシティウエスト北側駐車場に面したゆげ耳鼻咽喉科の”子供の病気と耳鼻咽喉科”についてのサテライトHPです。)