良性腫瘍

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良性腫瘍

 頸部の良性腫瘍では血管性腫瘍がほとんどを占めます。特にリンパ管腫が多く、好発部位として胸鎖乳突筋の後方から僧帽筋前縁の間に認められます。
 年長児にみられる限局性のものであれば切除可能ですが、新生児の巨大な嚢腫状リンパ管腫の場合、縦隔に進展したりび慢性に浸潤することがあるので切除が困難となります。循環・呼吸障害を起こすことがありますが成長と共に消退することが多く、障害が管理可能な程度であれば予後は良好です。

 その他、血管種や類皮嚢腫などが認められます。

 診察時には腫瘤の出現時期と増大傾向の有無を確認します。超音波断層法などでまず確認をしますが、CTにて低吸収域として、MRIではT2強調像で高信号領域として描出されます。

 画像検査にて進展範囲の確認を行った後に、耳下腺・顔面神経・縦隔への侵入、気道の圧排の有無を確認します。

 治療としてピシバニール等による局中硬化療法があり、外科的切除は
12歳に達してから行われる事があります。
 呼吸・循環障害を生じる場合には早急な手術が必要となり、周辺臓器に浸潤する場合には複数回手術となることがあります。

おくびのけんさ方法

  1. 目で見てかくにん
     外見から腫脹がどの部分にあるのか、両側か片側か、皮膚の発赤腫脹はあるのか等を確認致します。

  2. 触ってかくにん
     腫脹の程度はどのくらいか、硬いかどうか、周囲との癒着はあるのか、表面の性状は、皮膚の状態はどのようなものか等を確認致します。

  3. くだを入れてかくにん
     お鼻から管を入れて、お鼻から食道にかけて明らかな問題が無いかを確認致します。

  4. 超音波でかくにん
      超音波の検査機械を使用して腫脹の性状を確認致します。病変と他の組織の境界面や病変内部の信号、病変を通過した後の信号の状況や石灰化の有無などを確認致します。

  5. 画像でかくにん
     CTやMRIといった、首を輪切りにして内部の変化を確認する機械を使用して問題が無いかどうかを調べます。途中で造影剤といって、血管や血流のよい部分がよく区別出来るようにする注射をして確認する事もあります。

  6. 細胞や組織の状況をかくにん
     必要に応じて針を刺して細胞を取ったり、おくびのリンパ節自体を摘出して、顕微鏡下に細胞の状態を確認いたします。また、粘液等を採取してどのような細菌に感染しているのか、またはどのような状態の変化が認められるのかを確認します。

  7. その他のかくにん方法
     アレルギー性疾患の関与が疑われる場合には採血して原因物質について確認を行います。ウィルス感染やその他の感染症等が疑われる場合にも採血して確認をすることがあります。

(このHPは小田原市JR鴨宮駅、ダイナシティウエスト北側駐車場に面したゆげ耳鼻咽喉科の”子供の病気と耳鼻咽喉科”についてのサテライトHPです。)