金属アレルギーや微小電流による口内炎
歯牙の金属冠に用いられる金属へのアレルギーや金属冠の間に流れる微量の電流に対して発赤、びらん等を生じ、症状が強いと扁平苔癬化し痛みや味覚異常を伴います。
診察上はパッチテストを行い金属アレルギーを確認します。金属冠周囲の粘膜病変を認める場合に考慮されます。
金属冠を除去し、微少電流性の場合は冠を同一の金属冠に変更しますが、加療に抵抗することがあります。
おくちのけんさ方法
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目で見てかくにん
おくちの各部位の粘膜の状態を確認します。頬の内側や、舌の表面の性状、舌の裏側、歯肉、口蓋等に異常がないか、発赤や潰瘍、腫瘍等が出来ていないか、、確認致します。 -
触ってかくにん
口腔粘膜の状態、発赤腫脹や白苔の付着、腫脹の緊満度や出血しやすいのか、触ると膿が出てくるのか等を確認致します。 -
細胞や組織の状況をかくにん
口腔粘膜表面の粘液や腫れている部分の組織を取って、どのような細菌に感染しているのか、またはどのような状態の変化が認められるのかを確認します。 -
刺激してかくにん
唾液の分泌が正常範囲内なのか、味覚を正確に感じることが出来るのか等を確認します。 -
その他のかくにん方法
必要に応じてCTやMRIといった画像検査を行うことがあります。また、アレルギー性疾患が疑われる場合には採血して原因物質について確認を行います。ウィルス感染が疑われる場合にも採血して血清中の抗体価を確認することがあります。