悪性腫瘍
小児の口腔の悪性腫瘍としては鼻副鼻腔と同様に横紋筋肉腫や悪性リンパ腫が認められます。(別ページをご参照下さい。)
悪性腫瘍に特徴的な硬さや表面不整、病変周囲の炎症を認めた場合に疑われ、細胞・組織を採取して確認しますが、周囲組織への浸潤傾向、離れた場所への転移を認めるために早期診断・早期治療が望まれます。
治療としては病理組織と腫瘍の進展状態に応じて、手術による切除、放射線照射、化学療法が様々な組み合わせで行われます。
おくちのけんさ方法
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目で見てかくにん
おくちの各部位の粘膜の状態を確認します。頬の内側や、舌の表面の性状、舌の裏側、歯肉、口蓋等に異常がないか、発赤や潰瘍、腫瘍等が出来ていないか、、確認致します。 -
触ってかくにん
口腔粘膜の状態、発赤腫脹や白苔の付着、腫脹の緊満度や出血しやすいのか、触ると膿が出てくるのか等を確認致します。 -
細胞や組織の状況をかくにん
口腔粘膜表面の粘液や腫れている部分の組織を取って、どのような細菌に感染しているのか、またはどのような状態の変化が認められるのかを確認します。 -
刺激してかくにん
唾液の分泌が正常範囲内なのか、味覚を正確に感じることが出来るのか等を確認します。 -
その他のかくにん方法
必要に応じてCTやMRIといった画像検査を行うことがあります。また、アレルギー性疾患が疑われる場合には採血して原因物質について確認を行います。ウィルス感染が疑われる場合にも採血して血清中の抗体価を確認することがあります。