さて、お子様を診察する場合には、危険防止のためにお子様をなるべく嫌がったり怖がったりすることの無いように日々工夫した上で、しっかり固定させて頂いて、みみ・はな・のど等を見せて頂いています。
以下には耳鼻咽喉科で行われる様々な処置を受ける場合のポイントを説明しております。より安全で確実・迅速な診断と治療のために、今後ともご理解・ご協力を宜しくお願い申し上げます。
また、全く別のお願いとなりますが、じびかの診療所ではお子様以外にも、大人でめまいで今にも吐きそうに気分の悪い方、ノドが痛くて何も食べることが出来ず、熱もあって非常につらい状態の方、急に耳が聞こえなくなった為に不安でいっぱいの方、汚いお鼻が出ていて頭痛が強くて前の日に眠れずにいて、ゆっくり座っていたい方、、、いろいろな方が来られており、ゆったりと待合いで診察の順番を待たれています。
お子様が元気の良いのは本当に好ましく微笑ましいのですが、その他の体調の悪い方々が、何とかやってこられた診療所の待ち時間中に更に体調が悪くなる、、、ということも非常に気の毒ですので、お子様があまりにも元気すぎる場合にはお声を掛けさせて頂くことが御座います。
誠に申し訳御座いませんが、体調の悪い方々が来られる診療所という性質を御理解の上、何とぞ、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
さて、では診察時のポイントです。。。
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お耳では
お耳に漏斗状の穴の空いた器具をサッといれて鼓膜を確認させて頂きます。
耳垢があると鼓膜が見えず状態がわからないために耳垢は可能な限り除去をしております。
(状況により手術用の特殊な鉗子を使って、極力痛みのないように耳垢を取り除いております。)
そして、病気があればお耳の中を洗ったり、お薬をつけたりといった処置を行い、また種々の検査を行います。
診察をしている間は、動いてしまいますと鼓膜や外耳道を傷つけてしまうことがあります。この為に頭と足はこちらで押さえさせて頂いておりますが、保護者の方にはお子様を体の真ん中でしっかり前向きにだっこして頂き、二の腕の辺りを含めて腕の上からしっかり抱きしめてあげて頂くようにお願いしております。
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お鼻では
お鼻の穴をパッと大きく広げさせて内部を確認させて頂いています。
どのような性状の鼻水がどの程度あるのか、鼻の粘膜が腫れていたり病変がないか等を診察しています。鼻水がある場合、透明な水のような鼻水なのか、膿のような鼻水なのか、鼻の奥までしっかりと吸い取り、観察致します。
(これによりお鼻の通りが良くなり、そのあとに行う吸入のお薬がよく行き渡るようになります。)
必要に応じ、お鼻の中に病変が無いかどうかをファイバースコープを使って確認することがあります。
特に、アレルギー症状については、症状が強いお子様などは何に対して反応しておられるのかを、指先から血液を採る痛くない検査等にて調べることもあります。
診察をしている間は耳を見せて頂いている時と同じように、前向きでだっこして頂いて、頭はこちらで固定させて頂いております。
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お口とおノドでは
お口をあーんと大きく開けて頂いておのどの各部位を確認しています。
舌や扁桃腺・歯肉・頬の粘膜やおノドの奥の粘膜の状態を観察します。咽頭・扁桃の粘膜の状態、白苔・膿栓の付着状況、呼吸の状態、腫脹は有るのかどうか、、、、必要によりおノドの奥の上の方にあるアデノイドや、下の方にある声帯とその周囲の状態を確認させていただきます。
状況によりお鼻と同様にファイバースコープを使って診察をさせて頂くことがあります。
(生後すぐの赤ちゃんでも行っています。)
お口の診察は頑張って、お口を開けて頂けないとなかなかみることが出来ません。リラックスした状態で、元気よくお口を開けてみましょう!
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お首では
耳の下からくびに掛けてやんわり触って、リンパ節や組織の状態を確認していきます。
お首の腫れや痛みや違和感などを診察致します。どの部位がどのように、いつから腫れて、痛みや発熱が有るのか無いのか、、、、。
病気によって首の様々な部分が様々な形で腫れてくることがあり、必要に応じて超音波の検査等で内部を細かく調べたり、血液の検査を行うことがあります。
また、お鼻やおノドと同様にファイバースコープを使っておのどの奥を調べたりすることがあります。
おくびの診察も、リラックスした状態で、からだの力を抜いて、前を向いてゆったりと座っていて下さいね♪
(このHPは小田原市JR鴨宮駅、ダイナシティウエスト北側駐車場に面したゆげ耳鼻咽喉科の”子供の病気と耳鼻咽喉科”についてのサテライトHPです。)