舌根嚢胞

アデノイド鼻咽腔腺腫ハマルトーマ
口蓋扁桃炎口蓋扁桃肥大咽後膿瘍
舌の腫瘤舌根嚢胞

舌根嚢胞

 舌根部に発生する嚢胞で、乳児の呼吸困難の原因として重要です。
 甲状舌管の遺残から発生する場合と貯留嚢胞である場合があります。

 症状としては生後間もない吸気性喘鳴、陥没呼吸等で、呼吸困難により哺乳障害・体重増加不良を生じます。

 喉頭ファイバースコープにて検査を行い、X線やCT検査を追加で行います。異所性甲状腺の確認の為にテクネシウムシンチグラフィーを行います。



 治療としては全身麻酔下の手術にて全摘出または嚢胞の下咽頭側壁を切除して開窓します。


おのどのけんさ方法

  1. 目で見てかくにん
     おのどの各部位の粘膜の状態を確認します。扁桃表面の性状や咽頭後壁の状態を確認し、発赤や潰瘍、腫瘍等が出来ていないか、確認致します。

  2. 触ってかくにん
     
    扁桃の膿栓や白苔の付着や出血しやすいのか、膿が出てくるのか等を確認致します。

  3. 細胞や組織の状況をかくにん
     咽頭壁や扁桃そのものや腫れている部分の組織を取って、どのような細菌に感染しているのか、またはどのような状態の変化が認められるのかを確認します。

  4. 刺激してかくにん
     扁桃をマッサージして刺激したり舌・咽頭粘膜の異常部分を刺激してその後の変化等を確認します。

  5. その他のかくにん方法
     必要に応じてCTやMRIといった画像検査を行うことがあります。また、アレルギー性疾患が疑われる場合には採血して原因物質について確認を行います。ウィルス感染が疑われる場合にも採血して血清中の抗体価を確認することがあります。

(このHPは小田原市JR鴨宮駅、ダイナシティウエスト北側駐車場に面したゆげ耳鼻咽喉科の”子供の病気と耳鼻咽喉科”についてのサテライトHPです。)

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