肥厚性鼻炎
鼻中隔彎曲症に併発して生じる事が多く、下鼻甲介の粘膜組織の浮腫が主な病態です。
季節を問わずに交代性鼻閉と粘液性膿汁を認めて、時に症状が増悪して保存的治療に抵抗します。中学生以降で始まって、成人に多いです。
診察では鼻鏡検査で診断は容易ですが、鼻腔通気度検査等も行うことがあります。
治療として、鼻中隔彎曲症に対しては手術が有効で、あわせて肥厚性鼻炎に対して下鼻甲介粘膜切除、粘膜焼灼術も行います。
おはなのけんさ方法
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目で見てかくにん
お鼻の粘膜の状態や、鼻水の性状・鼻腔のつまり具合、鼻中隔の状態等、様々な部位の状況を確認致します。 -
内視鏡でかくにん
お鼻の中は奥まで広く、非常に立体的で複雑に入り組んでいますので、外からだけでは分からない部分もあります。お鼻の中に内視鏡を入れて、お鼻の中の様々な部位を確認致します。 -
細胞や細菌の状況をかくにん
鼻水そのものや、腫れている部分の細胞や組織を取って、どのような細菌が感染しているのか、またはどのような状態の変化が認められるのかを確認します。 -
刺激してかくにん
匂いの物質を嗅いでみて、匂いを正確に感じることが出来るのか確認します。また、アレルギーの原因物質を使用して刺激を行い、反応が誘発されるのかを確認致します。 -
その他のかくにん方法
必要に応じてCTやMRIといった画像検査を行い、アレルギー性疾患が疑われる場合には採血して検査を行うことがあります。