補聴器は

 聞こえが徐々に悪化して、最近色々と困る場面が多くなってきている。そろそろ補聴器も考えたい。とのご相談をよく頂きます。

 補聴器はそのメーカーや種類も様々であり、聴力の状態を正しく評価した後に、適切な機器を装用する必要があります。

 ある程度音は聞こえるけれど、何を言っているのかよく分からない、という方の場合、補聴器を御使用になられも思うほどの効果を得られない場合もございます。予めの検査とご使用に際してのご理解が必要になります。
 
 補聴器やおみみについて詳しくは、下記の補聴器説明用のサテライトHPをご覧下さいませ。

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おみみについて
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こどものびょうきと じびいんこうか
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 補聴器の種類を形から区別する場合、ざっと大きく3種類に分かれます。

 箱形といって、携帯型小型ラジオの様に、耳にイヤホンを入れて、音はマッチ箱程度の機械から拾うというものや、耳後型といって耳に引っかける形の補聴器、耳内式といって補聴器すべてが耳の穴に入ってしまうものがあります。

 価格は箱形が一番お手頃で小さくなったり多機能になるほど高価になります。





 補聴器の機能としては、単純に音を大きくして聞かせてくれるものから、周囲の雑音を相殺して言葉を聞き取り易くする機能、またはある特定の方向の音を強調して聞かせてくれる機能、電車内であったり、会合であったりという色々な場面に会わせて音の増強効果を自動的に調整して聞き取り易くしてくれる機能、等々、様々です。

 大きな箱形のものは出力も大きく、操作も単純ですが、形が小さくなるほど、調整ボタンが小さくなったり、パソコンのみでの調整になったりと、、使い勝手も変わって参ります。

 補聴器のご使用になる目的、指の動きに制限のある方、片手が使いにくい方、、、様々な状態に合わせて、一人一人の患者様の状況に最適な機器をお選びいただく必要があります。



 

また、補聴器で最も大きな問題は、購入後”やっぱり使いませんでした。”となってしまうことです。これを防ぐためには、、


1.ある程度聴力が残っており、電話も何とか可能なレベルの方であれば、ご希望が強くない限り、補聴器のご使用は強くはお勧めしないこともあります。この程度の聴力レベルの方でご使用をお勧めする場合は、例えば会議や会合、大切なお話の聴き取りの時に主にご使用になられたいという方などです。

2.
ご購入前には必ず1-2週間は機械を貸し出しして頂き、お試しでご使用になられて下さい。この時点で、音がうるさくて困る、思っていたものと異なる、合わない、無い方が良い、という印象をお持ちになられた場合は、業者さんにさらに良く調整して使いやすくして頂く様にするか、ご購入を1度お考え直し下さい。半年後、1年後に更に聴力が悪化したときに再度ご購入をお考え頂いても何も問題はございません。

3.
補聴器はあくまでも、聴力を補う機械です。この為、聴力が元通り完全に戻ることを目的とすると様々な困難を伴います。多少難はありますが、コミニュケーションも取れるようになり、助かっているという状態をゴールとして、御使用開始後もその時々の聴力に併せて、業者さんと継続的に機器の調整を行い、ご使用の状況も少しずつ調整・訓練していくことが必要であることをご理解下さいませ。

4.それでも購入して間違ったと感じられた場合、すぐであれば返却に応じて頂ける業者さんをお選び頂くこともお勧め致します。

5.背景雑音を相殺して消去したり、顔が向いている方向の音をより強く聴かせてくれたり、環境に合わせて補聴器自体の設定を自動調整してくれる機能が付いた補聴器も御座います。高性能ですが、高価なものも多いです。
 
ご必要に応じて、シンプルな機能の補聴器から順にお試し頂く事もお勧め致しております。高価な補聴器を予想外に急に勧められても、必要が無い場合はしっかりとお断りすることが出来るようにお願い致します。

(当方でご紹介させて頂いている業者さんではそのような事は御座いませんが、”高価な補聴器を勧められて購入したものの、タンスの上に置きっぱなしです。ずっと使っていないので何とかなりませんか?”と時々お困りの患者様から相談があるのです。。)