治療継続について

 舌下免疫療法を行っている患者様は、来院時ごとに継続加療のご希望のご意志があるか確認させて頂いておりす。

 また、その際には治療開始時にお渡ししております日誌を確認させて頂き、内服途中で異常が生じたかについて確認を致しております。

 

 具体的には、体調や投与直後の状態、口腔底腫脹等の副作用発現の有無を
問診いたします。特に維持開始初期は、副作用として口腔内腫脹が多く報告されています。

 特に、スギ花粉飛散期はスギ花粉アレルゲンに対する過敏性が高まっており、副作用が発現しやすくなっているために注意が必要となります。



 シダトレン・シダキュア服用中もアレルゲンの回避は必要となります。

 スギ花粉を吸引しないよう、飛散情報の確認やメガネマスクの着用、掃除の励行等アレルゲン回避行動を行って下さい。また、必要に応じ抗ヒスタミン薬等のアレルギー治療薬を使用することをお勧め致します。 全身性ステロイド薬につきましては治療効果に影響を与える可能性がありますのでご使用を控えるようにお願い致しております。


 症状の改善を認めましても、治療の中止にて時間経過とともに効果が減弱して、アレルギー性鼻炎症状が再発する可能性があります。また、治療終了後に症状が再現した場合、シダトレン服用加療を再開をご希望となられる時はは初回投与時と同様にスギ花粉非飛散期増量期の用法・容量から医師の監督・指導の下、再開して頂くこととなります。

 シダトレン・シダキュア投与によりショックを起こした患者さんには、再投与できません。


維持期の服用用量

  シダトレンスギ花粉舌下液2000JAU/ml パックの全量(1ml)となります。  

服用方法

  11回、舌下に滴下し2分間保持した後、飲み込みます。

  その後5分間は、うがい飲食を控えて下さい。

  家族のいる場所や日中の投与が望ましいです。


服用を長期中断し、再開する場合

  自己判断ではなく、医師と相談のうえ再開をして下さい。

  安全性を考慮し、初回投与時と同様、増量期の用法用量から開始致します。

  医師の監督・指導の下、再開をして下さい。