花粉症の種類

 花粉症を引き起こす植物は、本邦ではスギ以外にもイネ、シラカバ、ブタクサ、ヨモギ等約50種が報告されています。

 中でも代表的なものがスギで、花粉症全体の約70%を占めると言われております。

 これは国土に占めるスギ林の面積が大きいためでもあります。

 スギ林の少ない北海道ではスギ花粉の飛散が極めて少なく、沖縄ではスギが生息していないことをご存じでしょうか?この為もあり、北海道と沖縄では花粉症が少ないのです。

 一方、関東・東海地方ではスギ林がヒノキ林より多いため、スギ花粉症の患者さんがヒノキ花粉症の患者さんより多いのですが、関西地方ではスギとヒノキの植林面積が同等であり、年によりヒノキの花粉飛散がより多く、ヒノキにお困りの方が多く認めらる事が有るのです。