花粉症の自然治癒は比較的少ないと言われています。
以前は子供のアレルギー性鼻炎であれば成長とともに症状が改善していく場合も見受けられていたのですが、その割合も減少しており、成長してもアレルギー体質が持続していることが多くなっていると言われております。
”自分がどのような体質で、何に対して、どの程度の反応するアレルギーを持っているのか”を把握し、この知識を元にアレルギーを起こす原因物質を回避するのが治療の第一歩とされます。
ダニやハウスダストのアレルギーがある方の場合、畳やカーペット、ベッド、ぬいぐるみ等の掃除をこまめに行う事により予防をするの同じように、スギ花粉が原因の方の場合、花粉飛散の多い日は外出を控える、仮に外出した場合にはマスク・メガネを使う、花粉飛散時期に屋外に洗濯物を干さない、花粉飛散時期には家の窓・
戸を閉めておく、帰宅したら洗眼・うがいをする、鼻をこまめにかむ等を意識的に実行する事で症状が軽くなることが期待されます。
一部の報告によりますと、マスクの使用によって鼻内に認められる花粉の数が減少するとされ、マスク使用時の花粉数はマスク不使用の場合の約1/3、特に花粉症用マスクを使用された場合はマスク不使用の場合の約1/6に減少するとされています。
以下、具体的な花粉の回避方法です。
スギ花粉の回避
花粉飛散情報に注意する。
飛散の多い時期の外出を控える
飛散の多いときは窓、戸をしめておく。
飛散の多いときは外出時にマスク、メガネを使う。
表面がけばけばした毛織物などのコートの使用は避ける。
帰宅時、衣服や髪をよく払い入室する。洗顔、うがいをし、鼻をかむ。
掃除を励行する。
その他、粘膜を傷つけ得るタバコは控えること、規則正しい生活を送り、ストレスの少ない毎日を過ごすことも推奨されております。。