高度難聴児の出現率は1500~3000出生に1人 ハイリスク児では 20~100人に1人
乳幼児難聴は、早期発見して補聴すれば良好な言語発達を促すことが可能
言語獲得の臨界期とされる3歳までに補聴器を与え聴覚学習を指導する
早期発見は自動ABR又は耳音響放射にて新生児聴覚スクリーニングを産科で施行
40デシベル程度の刺激音や純音・クリック音を使用し自動計測
要再検査となった新生児は生後3ヶ月後までに耳鼻咽喉科受診
精密聴力検査をABR、ASSR、聴性行動反応聴力検査にて施行
滲出性中耳の頻度が高いことを注意する
乳幼児行動反応聴力検査や条件詮索反射聴力検査を併せて施行
難聴の有無に関わらず、6ヶ月頃までは喃語が出現
高度難聴でも生後6ヶ月から補聴器を装用・聴能訓練を開始・聴覚口話教育を行う
難聴フォローアップとして条件詮索反射聴力検査、発語発達を観察、補聴レベル調整
1歳頃 ABRを再度施行
1歳半でも高度難聴を認め、補聴器効果が乏しい場合、人工内耳手術を考慮