音声障害

音声障害言語障害発達の目安器質的音声障害変声障害等心因性発声障害言語発達遅滞構音障害口蓋裂等機能的構音障害麻痺性構音障害鼻声・鼻音症リズム障害失語症

音声障害

 声は音響現象の性質として高さ、強さ、音質といった要素を備えています。さらに発声という観点から、持続時間や起声機序、吸気筋の働きや気流動態を考慮することもあります。

 具体的には声の高さとして声域や声位・声種・声区といった区域分けがあり、声の強さは呼気圧の強弱と声門抵抗の状態により調節されます。また、声は音質としては基本周期の他、多くの部分音を含んでいてゆらぎや声道の影響を受けています。 
 声の持続は最長発声持続時間と言い、深吸気後の発声にて成人で20~30秒の持続が可能となります。

 音声障害は発声器官のどこかに器質的または機能的障害が生じて起こりますが、声の性質に対応して各々に分類されています。
 高さの異常としては変声障害があり、持続性仮声では変声期以降も女性様の裏声発声が持続します。その他、薬剤の影響やホルモン
障害、ヒステリー等で高くなったり低くなったりすることがあり、神経疾患等では声の翻転を認めることがあります。
 強さの異常には肺疾患や呼吸筋の麻痺などで呼気圧が高まらず声が弱くなることがあります。
 音質の変化は嗄声として音声障害では良く認められ、共鳴の異常として閉鼻声などがあります。





 音声障害の診察は、成人では職業や声の詳細・既往歴を含む問診と耳・鼻・咽喉頭の視診に加えて声帯の状態をストロボスコープにて観察することがあります。音の性質については基本周波数検出器を使用したり楽器で誘導しつつ確認することもありますが、発声機能検査装置という声の高さ・強さ等を同時に測定する機械を使用する場合があります。音質については嗄声の特徴を粗造性・気息性・無力性・努力性などに分類することが行われていますが、音声評価装置の開発も行われております。発声については、最長持続時間の確認や呼気流量率の確認が行われており、その他、音声に関して、聴力検査や神経学的諸検査、発達心理学的検査、内分泌検査や環境因子の検査を行うことがあります。


ことばのけんさ方法

  1. おみみ・おはなのかくにん
     おみみおはなに問題がないかを確認致します。

  2. おのどのかくにん
     おくちおのどこうとうに問題がないかを確認致します。

  3. きこえのかくにん
     きこえに問題がないかを確認致します。

  4. はついくをかくにん
     発語面、言語理解面、社会性面、運動面等について各種の発達スケールを使用して発育の確認を行い、年齢相応かどうか比較します。

  5. 音声機能をかくにん
     発声して頂いて、声の高さ・強さ・音色について確認致します。声がれ(嗄声)を認める場合、大まかな嗄声の状態、ガラガラ度合い、息漏れの程度、力のなさや、努力の程度などを確認致します。また、発声の持続時間がどの程度かを確認したり、声帯をストロボ撮影して、声帯振動の規則性や振幅、固定の有無、声帯の粘膜波動の状態や声門の閉鎖状況について確認することがあります。

  6. 言語機能をかくにん
     課題検査を行い音読、模倣、書字、自由発語が可能かを確認して、音の性質を確認致します。音程・つよさ・リズム・流暢性といった韻律や、単音・単語・会話の構音状態についても確認致します。
     障害音を認める場合には母音か子音か、開鼻声等の共鳴障害の有無や、語音省略・置換・ゆがみについて確認し、ことばの速度と感覚的理解力について確認を行います。

  7. その他のかくにん方法
     神経学的諸検査や、発達心理学的検査、内分泌機能検査や環境因子の検査が必要に応じて行われます。また、X線、CT、MRI等の画像検査や、アレルギー検査、ウィルス感染についての確認を行うことがあります。

(このHPは小田原市JR鴨宮駅、ダイナシティウエスト北側駐車場に面したゆげ耳鼻咽喉科の”子供の病気と耳鼻咽喉科”についてのサテライトHPです。)

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